みなさんこんにちは
今回は僕が10代のうちに身につけておいた方がいいと思うこと。
”シンプルな生き方”の魅力について語らせてもらいたいと思います
近頃、このような考え方を持つ人は『ミニマニスト』と呼ばれ、世間から認知されているようになりました。
しかし多くの人はこの考え方を表面的な部分しか理解できていないのが現実なのではないでしょうか。
例えば、ミニマニストに対して持つイメージとして
身の回りを綺麗さっぱり処分して、お坊さんのような暮らしを想像してしまう人は多いのではないでしょうか。
確かに自称ミニマニストを名乗るような人のお部屋は皆さん綺麗にものがなくなり、最低限のものしかありません
しかし僕は『物を捨てること』はミニマニズムの考え方の本質ではないと考えています
なので、ものを捨てることをミニマニずむであるという認識でいるのなら、是非最後まで見てもらいたいと思います
そもそも、ミニマニストと呼ばれる人たちはなぜ、ものを捨てるのかということに立ち返ります。
結論から先に言うと、そもそも人間が管理できるもののかずは少ないと言うことです。
例えば皆さんの部屋の中、机のなか、あるいは今持っているカバンの中身を正確に答えることができるでしょうか?
おそらくほとんどの人は自分が「こんなものがあったなんて!」と言うものが一つやふたつ出てくると思います。
私たちはものを増やすことよりも管理することの方が大変で、不得意な生き物なのです。
また、ここで出てきたものの値段はあまり重要ではありません
例えそれが10万円のピアスだったとしても、ガムのゴミだったとしても自分の所有物が意識外のところから出てきたと言う事実に変わりはありません。
つまり、ミニマニストととはものを捨てているのではなく、
自分の意識外のものを身から剥がしていくと言うイメージなのです。
このことから、ものを捨てる前と後の世界は何ら変わらないことがわかると思います。
なぜならそれらはもともとあなたに必要でなかったものであったのだから。
それにもかかわらずそれらの物は日々あなたの日常の見えない場所に張り込み
あなたを少しずつ蝕んでいきます
・買ったはいいが読んでない本
・いつか使うだろうと置いていたダイエットグッツ
・貰い物のもう何年も来ていない服 etc…
これらはあなたの『いつか使うかもしれない』
その”いつか”と言う可能性のみで生きながらえていると言っても過言ではありません
しかし、人生においてその”いつか”と言う日はほぼ幻想に近いということを確認しておきましょう
あなたが意識的にこの日にこれを使うという意志がない日にち以外にそのものが使われる可能性は皆無に近いものなのです。
ここまで説明してもおそらく多くの人は捨てるきにはならないでしょう
なぜなら、捨てると言う行為が間違っていた場合、後からする後悔がとても大きくなるからです。
しかし、ここで逆転の発想が必要です。
捨ててないという現状に甘んじるスタンスは確かに後悔をすることはないのかもしれませんが、
毎日の日常生活の中でちょっとずつあなたに負担を与えている物なのです
例えば、何ヶ月も使わないコンセントに挿しっぱなしの家電が月々に少しずつ削る電気代。
そしてその場所に当てはまる部分の家賃代(家具が置いてある部分はあなたが使うことができないので、家具のための家賃と表現します)
これらの商品は一度買った時にはテンションが上がりますが、もう数ヶ月も使わなくなったのならそれはあなたにとって財産ではなく負債なのです。
なのでものを捨てるときに大切なのは、もし判断が間違っている場合、その判断の修復にはいくらくらいの金額がかかるのかということを理解しておくということです。
例えばあなたが友人に誕生日に渡すプレゼントの包装をすることになりました。
普段は店頭で済ませるのですが、コロナウイルスが蔓延している時期でもあったので、インターネットでの買いものに済ませたのです。
そこで、ラッピングの用紙とリボンが少しだけ余りました。
さて、あなたはどうしますか
また仮にその日が来たとして、この色褪せた紙よりも綺麗でおしゃれな包装かみが安価で買えるはずだとは思いませんか。
包装用紙とリボン、百均で買えば約二百円で再度購入が可能です。
その判断は修復は可能か、そしてそれにはいくら必要なのか。
ここがはっきりしてくると物事の判断にメリハリができてきます。
もったいないから捨てられない
本当にもったいのはあなたが今それらを手放してしまうことではありません。
「必要」か「必要でないか」という二択の選択の判断への思考を停止させ、答えを先延ばしにしてしまっていることです。
これは小さな行動ですが、確実にその人の人生の価値観と直結するのではないでしょうか。
こう言った考え方はものに限ったことではありません。
本当のミニマニストは仕事やプライベートの人間関係、日々の思考など様々な面で応用することができるのです。
ものの数を意識的に減らすことで自分にとって本当に大切なものがはっきりとしてきます。
すると、今自分の持っているものにさらに愛着や愛情が湧き、幸福感の向上につながるのです。
幸せな人間関係とは自分の身の回りにたくさんの自分をすいてくれる人がいる状況のことではありません。
身の回りに自分が嫌いな人が一人もいない状況こそが私たちが幸せと感じる人間関係なのです。
つまり、どれだけ仲の良い友人や恋人がいたとしても、自分が不快であると感じる人が一人いるだけで私たちは人間関係に悩んでしまうのです。
そうです。
自分が体にできないというものと積極的に距離を置くことで、私たちはもっと簡単に幸せに暮らすことができるのです。
それでも、ものが少ないという状況を幸福だとは考えれない人は一部にいるのかもしれません
しかし、最初にも述べたように実際私たちが関われる人間も、時間も、物も限りがあるのです。
私たちの存在が有限であることを自覚していけば、
なすべき事、
持つべきもの、
関わるべき人が明確になるはずです。
そう言った考え方を持つ人はあらゆる面で強くいられます。
なぜなら常に自分の人生の価値観に向き合い割り切って行動でき、楽しんで毎日を過ごすことができるようになるからです。
私はこのような生き方を「シンプル生き方」と呼びます。
皆さんに少しでも参考になる部分があれば幸いです。