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結局、高校野球で何を学んだのか 子どもが野球から得るメリット3選【実体験】

”元高校球児”は自分の子供に野球をさせるのか【目次】

  • 野球のメリット3つ
  • ・基本的な礼儀作法は身につけることができる
  • ・全ての立場を強制的に経験できる
  • ・客観的視点を持つことができるようになる

幼い子どもが人と協力して何かを成し遂げるという経験を一番わかりやすく作ることができるツールがスポーツ

私たちの生活では 一人できていることなど一つも無い といっても過言ではないですよね。

あらゆる場面で誰かの補助を必要としていますが、

世の中にはそこに気づける人と気づけない人がいます。

大抵ここで気づけない人というのは人への関心が薄く、他人を雑に扱ったりするものです。

これは小さい頃に『何を経験してきたのか』という部分が大きいのではないのかなと思うんです。

スポーツは100%一人ではできません(個人競技であっても相手は必ず必要です。)

僕は『野球』 というスポーツでそれを経験しましたが、別に野球でなくてもスポーツをするということに僕は大きな意義があるように感じます。

なので以下の3つは

僕の個人的な視点で野球が他のスポーツと比べて特徴的な部分をまとめ上げたものです。

約15年野球ともに生きてきた人間の率直な意見としてみていただければ幸いです。

メリット1つ目

基本的な礼儀作法が身につく

野球の世界をイメージするとおそらく多くの人が『縦社会が厳しそう』と言うイメージを持つのではないでしょうか。

社会的にも野球部=礼儀がなっているという印象は現在も根強い部分だと思います。

僕もやはりこの点には共感せざるを得ません。

監督・指導者に対する敬語や、先輩との付き合い方、

挙げていけばきりがありませんが、僕自身もそういった野球の世界ならではのさまざまな人間関係に揉まれることで得たものは数しれません。

時には理不尽とし母思えない状況にも何度も出くわしたことがあります。

しかし、そういった経験から得られたのは

少しのことではへこたれない負けん気や、

理不尽と割り切った上でそれでもなんとかトライしてみようと戦うメンタルなど、

今自分の武器になっているようなものばかりです。

ある程度の荒波をくぐり抜けてきたと言う経験が今とこの先の自分への自信につながっているような気がします。

メリット2つ目

全ての立場を強制的に経験できる

社会に出てからは一生平社員のサラリーマンや、初めから管理職につくというような人は珍しくありません。

上司や部下が何を考えているのか結局わからず苦労する経験もあるはずです。

その点、野球部ではいい意味でも悪い意味でも学年という差の壁は厚く境界線がはっきりとしているので

一年が経てば先輩はどんな先輩も確実に立場という観点からは上に立つことができるのです。

これは後から考えてみたら実はすごいことで、ただ時間がたったというだ気で チーム内でのある程度の立場が保障されてしまう世界。

ここでは、上に立った時の振る舞い方にその人の本当の姿が現れると思います。

これは僕の個人的意見ですが

自分が入りたての一年生の時に想像した3年生と、自分がいざその立場になってからみてみる景色ではまるで違うものでした。

自分が「こうだろうな」と思い込んでいたことが外れているなんてことはざらでしたし。。

こういった答え合わせの機会が与えられていることも貴重な経験の一つとして挙げられるのではないでしょうか。

上司の気持ち、部長の気持ち、社長の気持ちは実際にその立場にならないと理解できるものではありません。

しかし、全員がその立場を経験できるかと言えばそうではない。

以上は、学年間の上下関係が他の部活よりもはっきりしている野球部ならではの要素が強いのではないかと感じたので2つ目のメリットに選びました。

3つ目

客観的視点を持つことができる

高校野球で1番何を学んだのか?

野球部引退後、僕は周りの人からこう聞かれることが何度かありました。

そして、最初に思いつくのがこれです。

自分という人間を見る目”が一つ増えたよ」と。

人間は中身が大切だ。とはよく言いますが実際に人間の中身を見られる人なんていません。

野球は確率のスポーツとは言いますが、試合前から活躍が約束されている選手もいません。

結局人はその人の過去と現在の”外側”でしか人間を評価できない生き物であると僕は感じました。

なので『自分はどうあるべきか』と同じくらいに

『自分はどう見えているのか』という部分を意識していたと思います。

世の中には見ているところだけ一生懸命やっている人間を軽蔑視する風潮がありますが、

僕はこれはケースバイケースだと思うんです。

どれだけ優れている選手でも第三者が評価しないと試合に出られません。

力の入れどころが不器用で実力を正確に評価されていない人も僕の周りには山ほどいました。

自分の長所はどこにあるのか、その評価は周りから見たものと同じであるのかこういったことを考える癖をつけたことが、僕が野球を通して一番学んだことなのではないでしょうか。

最後に野球界で有名な話をして締めくくりたいと思います。

ある球団が莫大なお金を積んで各球団の目選手、4番者を集めました。

誰もが

「あそこまで選手が揃っていれば、あのチームの優勝は間違いない」と予想しましたが、結局、そのチームのその年の成績は前年度を大きく下回るものでした。

ここからわかることは全員がスーパースターなチームが強いというわけではないということです。

チームとの強さは全体的なバランスで決まるものだと思います。

客観的な視点を持って徹底的に自分を観察する。

そしてその武器をひたすらに磨いて、他の誰でもない”自分”という存在を他の全てと差別化する。

このスキルは人生の全てに役に立ちます。

僕にとってその力が野球を通じて得たものだということは言うまでもありません。

最後に

私は小学1年生の時から、地元の野球クラブに通い、中学・高校と野球三昧の青春を送ってきました。

高校では地方の強豪校に進学し、親元を離れて寮生活で地方大会に背番号1桁を勝ち取り出場した経験もあります。

そんな僕が『野球というスポーツを通してよかった点、悪かった点』を自分の目線からそれぞれ3つずつ解説させていただきました。

今回あえて『良い面』と表現したものであっても見方を変えれば『悪い点』になったりします。

”長所”と”短所”は表裏一体なんですよね。

そんなことを踏まえながら、書き進めさせていただきました。

お子さんが野球を始めたいといっている、あるいは始めさせようかどうか迷っている方の参考になればと思います。

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