ついつい、自分のことばかりを話してしまい身の回りの人から「つまらない」と思われる経験をしたことはありませんか?
人は自分の話を真剣に聞いてくれるホトと一緒にいるときに楽しいと感じる生き物です。
反対に自分のことばかりを話す人にはつまらないと感じ、次第あなたにはに誰も近づこうとしなくなります。
今回は、メンタルコーチとして8000人以上のコーチングを行なってきた新井慶一さんの書かれた『100%得する話し方』を参考に相手に楽しんでもらえるポイントを2つ紹介し、本書で記されている実践的なポイントに触れながら解説していきます。
2つのポイント
話を聞くテクニック3選
〈ポイント1〉
突然ですが、みなさんが友人や家族と三日前に交わした何気ない会話の内容を思い出すことができるでしょうか?
おそらくほとんどの人の答えは『NO』です。
実は人は相手の会話んお内容を99%覚えていません。
なぜなら私たちは「自分が話したいと思って会話をしている」からです。
例えば相手が旅行中に起きたハプニングを話している時は、自分に怒ったハプニングを考えてしまいませんか?それと同様、人間は『相手の話を聞いているようで内容はあまり頭に入ってきていない』のです。
〈ポイント2〉
ポイント1では『相手は基本的に自分の話を聞いていない』と明言しましたが、裏を返せば
こちらが相手の話を全身全霊で聞くことができれば、必然的にあなたは相手に求められる存在になれるのです。
つまり、相手を楽しませるために必要なのは相手を笑わせるユーモアでもセンスでもありません。
ただ、『相手の話を一生懸命聞くこと』だったのです。
話を聞くテクニック3選
人は話をしているときに考えることは一つです。
それは、『この相手は真剣に話を聞いてくれているか?』ということです。
だからこそ、相手に楽しんでもらうためには『あなたが真剣に話を聞いているというアピール』っを相手する必要がありますよね。
そこでここからは、実際に相手に楽しんで会話してもらえつテクニックを3つご紹介したいと思います。
(テクニック1)
大きく相槌を打つ 『はひふへほの法則』
最もシンプルな相槌から説明していきましょう。
相手に気持ちよく話してもらうためには相槌は欠かせません。
まずは、「へぇー!!」「ほぉー!」「はぁー!」など相手の話にいちいち驚きながら大きな相槌を取るようにしてみてください。
その時には相手から視線はできるだけ外さず、笑顔で聞くようにすればプラスで好印象を与えることができます。
(テクニック2)
『相手の話を繰り返す』 ミラーリング効果
これは非常に有名な方法なので聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
しかし、王道とも呼ばれるこのテクニックにも1つ注意点があるのです。
それは『自分の意見をうっかり言ってしまうこと』です。
例えば「今日の朝ごはんはパンだったんだよ」という人に対して、
「〇〇さんは、朝はパン派なんですね。」
と言ってしまうと相手の話を奪った形になるだけではなく、相手の主張からズレてしまう可能性が高くなります。
相手がもし今日たまたまパンを食べただけかもしれません。
相手に気持ちよく喋ってもらうためにも、『自分の意見を付け加えること』には十分注意しておきましょう。
(テクニック3)
褒めるところから会話を始める
ここまで解説してきましたが、実際に会話を始めるきっかけを探すのに苦労する方も多いのではないかと思います。
そこで有効なのが、『相手を褒めることで会話を始めてみる』というテクニックです。
例えば、「その服素敵ですね」や「その時計素敵ですね」など、相手を褒めて会話をスタートさせるようにしましょう。
そうすると必然的に会話の話題は相手が中心になりやすいので、相手に「楽しい」と感じてもらいやすいのです。
⚠️相手を褒める際の注意点⚠️
・しかし、今回のテクニックにも大きな落とし穴があります。
それは、『相手の容姿に触れないこと』です。
人の容姿には、個人にしかわからないとてもデリケートな部分が含まれやすい部分なので、極力避けるようにしましょう。
ここで紹介したように相手が身につけている装飾品や、家、つけている香水などをさりげなくほめてみることを本書ではお勧めしています。
・99%の人は相手の話を聞いていない
・みんな自分のことを話したくて仕方がない
・人は話をしている時、『相手は自分の話を聞いているのか』だけを見ている。
・話を聞く人に人は集まる
・相手の目を真っ直ぐみる
・「へぇー!」「はぁ~!」「ほー!!」と相槌を打つ
・相手の話を繰り返す
・話始めは「相手を褒める」
・100%得をする話し方とは、『聞く力』を養うことである