今回は1926年にジョージ・S・クレイソン先生によって描かれて今もなお読み継がれているお金の名著『バビロン大富豪の教え』を解説していきます。
本記事ではフェルミ漫画大学の動画を参考に、バビロン大富豪の教えを7つの項目に分け、
解説していきます。
また、本書を１度読んだことのある方は復讐に活用していただけますし、まだ読んだことのない方も今回の内容を理解していただければ、お金に対する基本を知り、必要な一歩が踏み出せるような内容になっております。
1つ目の教えはお金を貯めるための最も基本的なことで簡単なように聞こえますが
実際に、収入の10分の１を貯金できている人の割合は世界的にみても驚くほど少ないのはご存知ですか？
実際、魅力的な商品やサービスがあふれるこの世の中で、収入の10%を貯蓄し続けることは簡単なことではありません。
人間の欲には制限が効かないので、１度上げた生活水準を下げることはできないようにできているのです。
そのため、多くの人は稼いだお金を全て使い切ってしまうのですね。
そこで私たちは意識的に給料の10%を貯蓄するシステムを作る必要があります。
今回お勧めするのは給料が入った時点で収入の10%を手のつけられない口座に移動しておくことです。
これは非常にシンプルですが、非常に重要なことなのです。
サラリーマンの生涯賃金は３億円と言われていますが、そのうちの１０パーセントを貯蓄に回せばで３千万円という大金が貯まる計算になります。
そのために必要なのは、収入の10%を貯蓄に回すといった誰でもできることまのです。
収入の10%を貯蓄に回せば自分が自由に使えるお金は限られてきます。
そうなると私たち人間はやっとお金の使い道を真面目に考えることになるのです。
限られたお金を有効に使おうとするので、ものを購入する際にも
「今の自分に本当に必要なものなのだろうか？」と考えるようになり少しずつ、欲望に優先順位がつけられるようになるのです。
今度は貯めたお金の使い道について解説していきましょう。
お金をずっと銀行に貯めたままだと一生お金持ちになれません。
本書『バビロン大富豪の教え』には、お金持ちとはお金をたくさんもっている人ではなく、
お金の増やし方を知っている人のことであると書かれています。
つまり投資を活用しているということですね。
ここで投資について少し解説していきましょう。
一般的に多くの人は、もの（サービス）と引き換えにお金を払っていっます。
当然、こちらは払ったお金は返ってきませんし、商品が廃れば価値も無くなります。
これを『消費』と言います。
一方『投資』とは１度お金を支払いますが、未来にお金が帰ってくるというお金の使い方です。
つまり、今回の教えは『大事に貯めたお金は通しに使いなさい』ということなのです。
投資というと、株や債券などをまず想像する方が多いと思いますが、
古い戸建てをイノベーションして、賃貸として誰かに住んでもらえれば家賃が得られますし、学生であればいろいろな勉強をするための資金（自己投資）にすることもできます。
また、本書では株のインデックスファンドをお勧めしています。
（※しかし、20～30代の人は株に投資をするよりも自己投資に投資すべきとの補足もあります。）
確実に儲かる方法はない
当たり前ですが、この世で確実に儲かる方法はありません。
なので実際にあなたが本書『バビロン大富豪の教え』を完璧に暗唱できるレベルに達したとしても100%お金持ちになっている保証はありません。
しかし、自分への投資を怠り、収入の10%の貯蓄がなければお金持ちになるための勝負すら挑めないのです。
実際に１度も打席に入らないまま、人生を終えた人はたくさんいるのです。
もう一度言いますが、お金は『投資』に回すべきです。
なぜなら、打席にたつ数が多いほど成功のチャンスは高まるからです。
深く理解していないものには投資しないようにしてください。
お金が溜まってっくると。心が大きくなってよくわからない話に一攫千金を狙って投資してしまうことがあります。
しかし、基本的に無知の分野で稼げるほど世の中は甘くあるません。
実際にこの本にも”非現実的な利益を出そうとしてはいけない”と描かれています。
つまり、一攫千金を狙った博打のような投資は非常に危険だということなのですね。
本書は1926年に描かれたので、今よりも住む場所によって貧富の差が激しかったはずです。
今の日本では住む場所での大きな格差は小さくなったと言えるでしょう。
しかし、そんな現代でも住んでいる場所は重要です。
例えば人を集めてビジネスを始めたい人が田舎に会社を立てても人は集まりません。
一方、都会に行けば行くほど、人やチャンスに巡り合いやすくなるわけです。
またある程度の稼ぎをあげれば、安全をお金で買うこともできるのです。
そう言った場所には自分と同じかそれ以上の人たちが集まっているため、関わる人の質も高めることができるのです。
そのため、自分をいい環境におくことで安全を手に入れながら、優秀な人に囲まれいい刺激を受け取ることができるのです。
当たり前ですが人間はいつか死んでしまいます。
ですから、未来の自分はどこで何をしているのか？そのために必要な資金はどのくらいか？
という見通しを明確に立てて、今から動き出すことが大切であるといえるでしょう。
死ぬ前に人生で１番お金持ちになっていても仕方がありません。
人それぞれ必要なお金も目標も違いますが、そんな未来を見据えて、今から行動していきましょう。
人やお金、株が消えた時最後に信用できるものは『自分』です。
もし明日身の回りの全てのものがなくなったとしてもそこから立て直すことができるのは、自分だけなのです。
そのためにたくさんの本を読み、いろいろな経験を積んで自分のレベルを上げておくことが重要です。
どれだけ成功方法を学んだとしても行動を起こさなければ「成功」と「失敗」という財産を得ることはできない。
『バビロン大富豪の教え』 より
・収入の10分の１を貯蓄せよ
・欲望に優先順位をつけよ
・貯めたお金で貯蓄せよ
・詳しくない儲け話には乗るな
（一攫千金は危険）
・より良きところに住め
・未来のために今から動き出せ
・知識や経験を身につけて、自分を最大の資本とせよ
（”フェルミ漫画大学”のYoutubeはこちらから）
