「最新のスマホ、ブランドものの高価な服や靴が欲しい」
「高級会社の乗ってみたい」「豪邸に住みたい」といった欲しいものに囲めれて豪華な暮らしがしたいという欲望は私たちの力の源ではないでしょうか。
しかし、「欲しいものに囲まれた豪華な暮らしは幸せである」ということは私たちの幻想なのです。
今回の授業はミニマニストのジョシュア・ベッカーさんの全米ベストセラー『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』という本をわかりやすく解説していきます。
ものを捨てて幸せになる考え方をミニマニズムと言いますがこの考え方が理解できていないという人は多いのではないでしょうか。
今回の内容を理解することができれば、あなたはものに対する執着がなくなり、本当の意味での幸せに近づくことができるようになります。
ものを手放すことで得られるメリットは大きく分けて3つあります。
・時間
・エネルギー
・お金
ものを持つためにはまずそのものを調べて、確実にお金を支払って購入するという手順を踏む必要があります。しかも購入してからは、ものの場所代、定期的なメンテナンスを行い、古くなってくれば買い替えたり売却したりしなければなりません。
ここから、ものを所有することはかなりのエネルギー、時間、お金が消費していることがわかりますね。
これらにかかっていた時間やエネルギーやお金をもっと大切なものに使うことができればどんなに充実した正確になるのでしょうか。
また、メリットはこれだけには収まりません。
ものに振り回されなくなる分、自由が増え、また、物が散らからないのでストレスも確実に減ります。
さらに本当に必要なものだけを購入することになるので、上質なものに囲まれ、最小限の出費で暮らすことができるようになるのです。
ミニマニズムという考え方が未だ多くの人に受け入れられないのは人々がミニマニストに対して『何でもかんでも捨ててしまう』というイメージを持っているという背景がありますが、
ミニマニズムの本質は1番大切なものを最優先にするという考え方のことなのです。
ここからは本書の内容に基づいた、『実際にものを手放すテクニック』をご紹介します。
捨てたいけど捨てられないという悩みを持つ方も本書の通りに進めていけば、必ずミニマニストに近づけるはずです。
ステップ1.『簡単なものから捨てる』
思い出の品などの捨てられないもののことは一旦置いておいて、まずは簡単に捨てやすいものから手放すようにしましょう。
簡単なものから手放していくことで、『ものを手放すスキル』が身に付いてくるのがわかるはずです。
掃除は物の多いリビングから始めるよりも、置かれているものが特定的な、お風呂、トイレ、車の中から始めてみることをおすすめします。
からのシャンプーや、つかていないボディーウォッシュなどはどんどん捨てていきましょう。
これらは、毎日使う場所なので効果も実感してしやすいのです。
ステップ2.『モノは3つに分ける』
身の回りのにある簡単なものを処分した後は、物の分別していきましょう。
身の回りのものを、
「とっとくべきもの」「家の中にあるべき場所に移すもの」「処分するもの」の3つに分けるように捨てください。
ミニマニストを目指している目的は1番大切にしているものを優先させるためでしたよね。
そこで処分するかどうか迷った時は自分の人生の目的、目標を1度立ち止まって考えてみるようにしてください。
ステップ3.『捨てられないものを手放す』
多くの人は思い出の品や郵便物、本などを捨てられないでいます。
これはらは誰もが心当たりがあるのではないでしょうか。
これらはさまざまな意味で捨てられないものたちですが、思い出関係のものを手放すためテクニックは『写真をとっておくこと』です。
思い出は心の中にあるものなので物理的なものが必要になるわけではありません。
写真を見返すことでその時の記憶を思い出すことができるはずです。
また、クレジットカード会社などの郵便物は受け取った瞬間にその場で決断して捨てる、請求書関係のものはファイリングして、まとめておくようにしましょう。
本などの場所を取るものは、思い切って電子辞書にしてしまうのも良いかもしれませんね。
ものを手放すと考えた時に、家具や服を思い浮かべる人がほとんどだと思いますが
1番大きな家計支出は家賃(住宅ローン)2番目は車の維持費等です。
(詳しくは⇨『マイカーを持つことはデメリットだらけ!?車を所有すると生涯で約4000万円もかかる!!』)
特に家などは私たちが1番長く生活する空間であり、しっかり考えて購入しないといけません。
これらを購入する時には、他人と比べて見栄を張らないように注意する必要があります。
なぜなら世の中には上には上が存在し、永遠に勝てない比較競争に苦しみ続けることになるからです。
消費するここと幸せであることは前述した通りですが、それでも私たちの身の回りのメディアには購入意欲を掻き立てるさまざまな宣伝広告で溢れています。
セール価格や、在庫残りわずか、ポイント還元セールなどの謳い文句でさまざまな企業が
『商品を買えば幸せになれる』という錯覚を利用してくるのです。
そういう時に、購入意欲をコントロールするには、売り手側の心理を読むことが重要になってくるのです。
多くの人はものをたくさん持つと安心だと思い込んでいます。
しかし生きるために必要なモノはそこまで多くありません。
実の所ほとんどの人は『必要』と『快適』の区別がつかず
「安心」と「快適」の違いがわからなくなっているのです。
また、ものを購入する時には安心以外にも『承認』と『満足感』を求める人がいあすが、ものを所有することではどちらも手に入れることはできません。
安心は『愛のある人間関係』から
承認は『自分なりの成功基準を定めること』から
満足感は『感謝することで自然と得られるもの』であるということを常に頭に置いておくようにしましょう。
つまり、欲求を抑えるためには足るを知ることが大切なのですね。
・ものを手放すメリットは大きい
・簡単なものから捨てる
・モノは3つに分けられる
・捨てられないものを手放す
・見栄を張っても幸せにはなれない
・消費しても幸せにはなれない
・足るを知る
(”フェルミ漫画大学”のYoutubeはこちらから)